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人とコンピュータとプログラミング言語

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人とコンピュータは良き相棒になることが出来ます。
繰り返しが苦手で、処理も遅く、忘れっぽいが、ひらめきを持ち、柔軟な発想ができる。これが人です。何かを発想したり、柔軟に対応はまったく出来ないが、与えられた命令は高速且つ忠実に、繰り返し実行できる。これがコンピュータです。
互いの短所をカバーしあえる理想的な関係です。

***

しかし、この良き相棒にも、ひとつだけ問題があります。

それは、コンピュータが人の言葉(文字)を理解できないことです。コンピュータが唯一理解できる言葉は、機械語だけなのです。人にとって機械語は大変理解しずらい言葉でしたので、多くの人はコンピュータに話しかようとはしません。わからないので無理もありません。
柔軟な対処がまったく出来ないコンピュータは、まるで「何もするな」という命令を遂行してるかのように、ただじっと待つばかり。このまま長い年月が経ち、良き相棒は限られた世界にだけ存在し、機械語がわからない人達は、次第に良き相棒のことを忘れていきました。

ある日、プログラマというとても賢い人が現れます。プログラマは、人の言葉とも、機械語とも異なる、言葉を巧みに操り、コンピュータを使い、てきぱきと仕事をこなしています。

強面の男が近寄ってきてモニターを覗き込み
プログラマが使っている言葉(文字)を見て言います。
「それは機械語じゃないのか?」
「そう、機械語じゃない。プログラミング言語さ。」
興味を持った人達が次々と集まり、二人の背後を取り囲みます。
「コンピュータはいつから機械語以外の言葉も理解できるようになったんだ?」
「いや、相変わらず機械語しか通じない。」
「じゃあなんだ、この言葉は?単語が並べてあるようだな。ところどころ読める。」
「これが、プログラミング言語さ。ひと言でいえば、人の言葉を機械語に翻訳する仕組みを考え出したのさ。」
「おーっ」その場にどよめきがあがる。
「すごいじゃねーか!お前さんがつくったのか?」
「いいや、大勢の先輩達が、大変な時間を費やして作り出した知恵の結晶さ。プログラミング言語のおかげで、俺もコンピュータと良き相棒になれた。」
男はプログラマの顔を下から覗き込むような格好で、低い声を響かせた。
「俺も・・・、コンピュータと良き相棒っていうのに・・・なれるか?」
ざわついていた辺りは静まり、男がつばを飲む音が響く。
長い沈黙が続いたように感じた。

プログラマは、こわばっていた口元を緩め、男の肩を力強くつかみこう言った。
「勿論!」
その瞬間、歓喜の声とも叫び声ともつかない歓声と、
割れんばかりの拍手によって、、沈黙が破られた。
全ての人に良き相棒が見えた瞬間であった。

先ほどまですごんでいた男も、強面の顔をシワだらけにして笑っている。
「なあ、お前さん、いったい何物だ?」
「んー・・・、オペレータともちがうしな・・・」
プログラマは、天を仰ぎほんの少しだけ考えてから男の顔を見た。
「翻訳家かな。」

***

こんなやり取りが昔々あったのかどうか定かではありませんが、人とコンピュータをつなぐ翻訳家であると気づいた時から、人はプログラマなのではないかと思います。

日本語を英語に訳すように、考えてることをコンピュータの言葉に訳す。
訳す人の知恵や経験によって、出来上がったものに個性がでる。
だからプログラミングは楽しいですね。

まあ、ここまではプロローグ。
このカテでは、プログラミングをはじめられる方むけに、PHPを使って、プログラミングで抑えておきたい基本的な事柄を綴っていこうと思います。
まちがっても「PHPプログラミングの入門講座」ではありませんのであらかじめご了承願います。

次からが本編 ⇒ もし~ならどうする? if~else if~else

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