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Perfume

木皿泉xPerfumeのドラマ「パンセ」見ましたか?

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ドラマスペシャル「パンセ」で Perfumeの3人がドラマ初主演です。

▼ドラマスペシャル【パンセ】| テレビ東京

脚本は「すいか」「野ブタ。をプロデュース」「昨夜のカレー、明日のパン」などをてがけられた木皿泉さん。タイトルのパンセは、3人にちなんで3色スミレからつけたそうで、本棚にあったパスカルのパンセも本編に引用されたとか。
なんだか哲学的な匂いがしますが、木皿さんのこれまでの作品はどれも哲学的な部分を内包してます。現実社会でだれもが遭遇しうる重いテーマも、奇妙な舞台背景や偏った人物設定、コミカルなセリフまわしによって、すとーんと落としてみせる爽快さに木皿作品の魅力があると思っています。

力丸(りきまる)の面倒をみるという条件で洋館を買った幼なじみの3人。てっきりチャウチャウ犬だと思い込んでいた力丸が、実は45歳のひきこもりのオッサンだった。

かなり有り難い設定も木皿さんらしい。そこを超えてどんな人間ドラマが展開されるのか、しかもPerfumeの3人をイメージしてあて書きされたそうで、木皿さんの目に3人はどう映っているのかも気になって気になって。役名からして語感を似せてありますし。

どんちゃん(あ~ちゃん)
おかみど(かしゆか)
のりぶう(のっち)

「Perfumeのドラマ」と「木皿泉作品」という2つの側面がどう融合したのかしなかったのかも。ワクワクしながらテレビの前でスタンバイしてました。

ネタバレもあるよ~w

光のように

楽しい時間はあっという間でした。観終えて(こころの)第一声は、

あ~!面白くなってきたところで終わってしまった~
もっと観たい!続きが観たい!

「いってきます」
「いってらっしゃい」
「おかえり」
「ただいま」

当たり前すぎてこの言葉で胸が熱くなることってありませんが、パンセは熱くなりました。ふだん当たり前と感じてることをありがたいことだと思い出させてもらった至福の時間でした。
あて書きされただけあって3人はいつもの3人でしたし、ファンが悶え死ぬレベルのPerfumeネタも満載でした。なによりこの3人だから成立した秀逸なドラマでした。あー幸せ♪

ひとついうと、チャウチャウがオッサンだったという設定よりも、そうとわかってすんなり受け入た3人の方が有り難い。ドラマだから「奇妙な共同生活のはじまりはじまり~」で成り立つのかもしれませんけどゴリ押し感はありますね。
ただひとつ、受け入れることが出る何かがあるとすれば「Perfumeの3人だから」ということしか思い浮かびませんでした。受け入れ難い現実でも始めた以上3人で前向きにコツコツ続けてきたことをファンはよく知っています。
やっぱりPerfume、ありがたい。

おいしいレシピ

木皿さんの作品には食事や調理のシーンが度々出てきます。「昨夜のカレー、明日のパン」では「食べること=生きること」として顕著に且つ印象的に描かれていましたが、パンセではどうだったのでしょう。

洋館でむかえた初めての朝。布団の上で各々朝食を摂る3人。まあだらしないと言うか、ゴミかなんだかわからないものが部屋中に散乱して汚い。力丸じゃなくても引くレベル。この時はまだ力丸をチャウチャウ犬だど思い込んでいるので、個々の思惑(私欲?)が渦巻いてる状態を表現されているのでしょう。

この後3人は、力丸が潔癖症のオッサンで洋館ごと売られた境遇だと知り本人とも遭遇します。ひと騒ぎの後はキッチンのシーンへ。おでんの出汁(だし)をとるため「いりこ」の頭を取りハラワタを取り除いている3人。ひとつひとつ丁寧に。丁寧に。
出汁の取り方については木皿さんから資料が渡されたそうで、こだわりをもって描かれたシーンなのです。

「力丸相当歳なんじゃないの?」
「すぐ死ぬかな?」
「死ぬ死ぬ♪」

出会う前、こう言っていた3人が、いりこ出汁のシーンでは

「大変だろうね・・・あの人、今までももこれからも」
「さぞかし困惑してるだろうね」

と、180度違う会話をしています。出会う前後の心境の変化が2つのシーンで対照的に描かれています。パンセにおいて「食」は、心を写す鏡として用いられたようです。
食事と調理のシーンに注視すると、登場人物の心境の変化がより見えてくると思います。

物語の筋から外れますが、レモン鍋を囲むシーンはお気に入り。「鍋」が同じものを共有する象徴になっていることに加え3人の役割分担がね。進行するあ~ちゃん、丁寧に状況を説明するかしゆか、自由なのっちw まるでPerfumeのライブMCかPTATVを見てるようでほっこりですよ。木皿さんが良く見てくださってるとわかり嬉しくなりました。

さらに外れますが、度々描かれた食事シーンで、3人が食べたのは結局のっちさんのイチゴだけでしたw 他は口元まで箸を持っていったけど切られてるとかw 食べながら演技するって難しいと聞きますので、お手柔らかにしてくださったのかなw だとしたら間違い。課題が難しいほど燃えるのがこの3人です。
しかしイチゴを頬張るのっちさんがかわいらしい♪ごちそうさまでした。

宇宙探検者 その1

力丸の部屋を探索に来た3人。初めて見る世界観に圧倒されて言葉にならない。
溢れるように、ボソっつと、

「スノードームの中にいるみたい」
「ゆっくり時間をかけて変わっていったんだろうね」
「ちょっとずつ成長してるんだ」

私なら「なにこれ!凄~い!」って感嘆の声をあげてたところですが、3人は僅かな時間で状況をのみこみ、少ない言葉数で力丸への理解を確かめ合っているようです。
その裏には「違う場所に行きさえすれば変われる」と思っていた自分とは対照的に、逃げ出せない状況でも自分の理想の小宇宙を作り上げた力丸への強いリスペクトがあるのでしょう。

このシーンをはじめとして、3人は勘が働くというか抜群に察しが良い人物として描かれています。なぜ?何があった?もう一時間あれば3人の背景や関係も描けてPerfumeを知らなくてももっと感情移入できただろうと思うと少々惜しところです。

逆にPerfumeのファンは、疑問を感じることなく「いつものゆるゆる3人♪むふふ♪」てな具合に口元緩ませながら流したでしょ。私が緩みっぱなしでしたからわかりますw

3人仲が良いのはよく知られる所ですが、ただただ仲が良いわけではありません。雑誌のインタビューで「そんなこと考えてるなんて知らなかった」という記事を目にすることもあり、Perfumeのことは徹底的に話し合っても、プラインベートにはお互い踏み込まず程よい距離をとっているようです。
同じ方向を見て、お互いを感じとれる距離を保ちつつ、綺麗な三角形を描き続けている、Perfumeってそんな3人です。
「日本人の信条は察しと思いやり」って名言知ってます?

宇宙探検者 その2

ひきこもりの力丸が意を決して門を出るシーンは格別でした。のりぶうと力丸の短い言葉のやりとりに息を呑み、のっちさんが演じてるということも忘れて引きこまれました。

キッチンにいるどんちゃんとおかみどの元に駆け込んできたのりぶうが、力丸が門の外に出たことを告げる。

「大丈夫かな?」
「追いかける?」
「いや、待とうよ♪」
「待つってココで?」
「だって帰ってきて誰もいなかったら可愛そうじゃん」
「おかえりなさいって言ってあげたいよね」
「想像してみて、何十年ぶりかのおかえりなさいだよ」
「そりゃぁ宇宙から地球に帰還した時ぐらいの感動かも!」
「そうだよね!凄いことだよね!」
「皆さん、力丸の心にいつまでも残るようなおかえりなさいを全力で言いましょう!」
「言うよ~、オーーー!」

力丸のために3人が結束する良いシーンでした。ここで一緒に「オー!」と叫んだのは私だけではないはずですwww

ただ「宇宙から地球に帰還」ってwww ちょっとスケール違いずぎじゃね?という違和感がありました。昨年はアルバム「COSMIC EXPLORER」がリリースされ半年間に渡るツアーを演ったところだし、木皿さんも京セラドームに参加されたそうなので、この時点ではファンサービスくらいに思っていました。

ところが、この違和感はあの「横断幕」へのフリ!
まさかの「トップをねらえ!」のラストシーンのオマージュとは意表をつかれましたw

「トップをねらえ!」で作画を担当されていた貞本義行さんとは、メルセデスベンツとコラボの際、キャラクターデザインをして頂いた縁がありましたが、「トップをねらえ!」がオマージュの塊みたいな作品でしたので「横断幕」に元ネタがあった可能性はありますし、気にせず書いたら結果的に横断幕に行き着いたのかもしれません。

正解はご本人のみぞ知るところですが、仮に木皿さんが「トップをねらえ!」のオマージュとして横断幕のくだりを書いたのだとしたら、「もしかしたら、思いっきりはずしてるかもしれません」というコメントは、木皿さん一流の壮大な「フリ」ってことなりますね。見事術中にハマり気持ちいいほど外されましたよ、木皿さんwww

いつか失ってしまうのが怖いものほど美しい

私がちまちまとこのエントリーを書いてる間にビッグニュースが飛び込んできました。

Perfume NEWS より引用

Netflix (ネットフリックス)にて、独占配信が決定!! NEW!!
Perfumeが初主演をつとめました、テレビ東京ドラマスペシャル「パンセ」ですが、多くの反響をいただいたことや、見られない地域の方々の熱い要望にお応えしまして、この度、Netflix(ネットフリックス)にて、独占配信が決定いたしました!!

配信サイト:Netflix(ネットフリックス) 
配信期間:2017/4/19(水)~ 1年間(予定)
※配信期間は変更になる可能性がございます。
※配信は日本国内限定になります。

たくさんの方に3人のドラマを楽しんでもらいたいと思い書き始めた第一目標はこれで達せられました。
オープニング映像のこととか、他の木皿泉作品から持ち込まれた言葉のこととか、書き残したことはまだあるのですがそれはまたの機会に。

笑って、胸が熱くなって、ほろっと泣けて、ほっこりして、ライブ会場を出た時のような幸せを感じました。木皿さん、テレ東さん、ありがとうございました。

誰かひとりが抜き出ることがないようにとキャスティングされたPerfumeは見事このお話にハマりましたね。ひとりひとりを見たら得手も不得手もある普通の女性ですけど、3人揃うと魔法のように歯車が噛み合い、Perfumeという完璧な人物を形成しますから、奇跡みたいな3人です。

ファンを自覚して初めて書いたブログにこんなことを書きました。

もし、Perfume に解散する時が来ても、快く送り出したい。
彼女達には、好きな人と結婚して、子供を産んで、家族を大切にして、
誰もが憧れる、理想の日本人と言われるほど、幸せになってほしいと願います。
そしてたまにTVに出て幸せそうな姿を見せてくれると嬉しい。

私はこれで、Perfume にハマりました より —

この気持は今も変わてないしPerfumeを想うときは常に頭の隅にあるくらい、パンセの続きが見たいのも本音ですが、役者の道に進んで欲しいとはこれっぽっちも思ってないことを断言しておきます。ステージの上で歌い踊っているPerfumeが一番輝いていますから、時間が許す限りステージに立ってもらいたい。その機会が削られるのであれば連ドラとかやめてくださいよテレ東さんw
ドラマは年一くらいで丁度いい。一年間積み上げた経験をもって来年の春に2時間位で「パンセ2」をお願いします。再来年の春も、その次の春も。気づいたら北の国からや寅さんのような人気シリーズに育っていたというのが理想です。

最後にのりぶうを演じた「のっちさん」について。よく男前と言われたり、スイッチが入った時のカッコ良さは抜群で、ドラマでも飾らず気持ちをストレートに言う女性として描かれてましたね。でも本当は人見知りの恥ずかしがり屋さんで自分から前に出るタイプではありません。イジるよりイジられたいタイプ。男前な発言もよく考えて尋常じゃない覚悟の上ですし、あ~ちゃんに促されて本音を白状するみたな事は常ですので、のりぶうよりはずっと乙女なのです。そんな面がさっぱり見られなかったのは、のっちさんがしっかりと役作りして臨んでたってことです。
乙女なのっちさんはぜひライブで確かめてみてください。
自由でマイペースなところはのりぶうのままですがね。




Perfumeの2015年

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志村けん&Perfume 2015-11-14

12月23日(水)14:00~ NHK総合テレビで、SWITCHインタビュー達人達「志村けん×Perfume」が再放送されましたけど観ました?私は録画してたやつを何度も繰り返し観ていましたけどやっぱりまた観ました。このサービスショットが見たくて(笑)。

前半は志村けんさんがインタビュアーとなって3人に質問。広島ローカルアイドル時代から現在まで、Perfumeを語る上で外せない話が次から次へと出てきます。後半は立場を入れ替えて志村けんさんが喜劇人の裏の顔を語ってくれるのですが、これがPerfumeの今後につながる話しにもなっていて、1時間の中にPerfumeの過去と未来がギュギュっと凝縮されています。

番組の終盤、あ~ちゃんが大粒の涙をボロボロとこぼすシーンにファンならもらい泣きしてしまうところなのですが、(多分編集の都合でカットされ)話が微妙に飛んでいて、背景を知らない人にしたら「そこまで泣く?!」となってしまうのではないかと感じました。

そこで、最近の活動を振り返って、あ~ちゃんの大粒の涙の背景を探ってみたいと思います。

よ~見てくれとる(T_T)

SWITCH「志村けん×Perfume」が初めて放送されたのが11月14日。このひと月ほど前の10月11日、これまたNHKさんで「MJ Presents Perfume 10th Anniversary」と題したPerfume15年の軌跡を振り返る特番が放送されました。深夜24:05からの生放送にも関わらず、抽選で選ばれたPTA会員さんを会場に迎え、高画質なNHKのライブ&ドキュメンタリー映像と3人のトークで振り返るという大変プレミアムな番組でした。

MIKIKO&Perfume - MJ Presents Perfume 10th Anniversary 2015-10-11

アクターズスクール時代はダンスの先生であり現在もPerfumeの振付と演出をされている MIKIKOさんが番組のインタビューでとても貴重なことをおっしゃっています。

東京ドームまでの道のりは、一個一個ステップアップしていけば夢を追いかけていけばよかったんだけど、いざじゃあ今度自分達が夢を作りながら目標を作りながら進んで行かないといけないっていう立場になったっていうのプラス、夢を与える側に逆転していった時が一番しんどかったと思うんですけど、最近はもうその立場を楽しめるようになってきたのかなと思って。そういう意味で次のステージに来たなっていうのをすごい実感します。

このVTR明けにあ~ちゃんが「嬉しい、よ~見てくれとる」といって涙します。このリアクションからしてこのような話を直接したことはないのでしょう。踏み込み過ぎず程よい距離を保ちながらずっと見守り続けている MIKIKOさんだから言えるコメントですね。

また、番組を制作したNHKも、東京ドーム公演が彼女達を語る上で大きなタイニングポイントであると感じていたからこそ、振り付けや演出の話しではなく、このような質問をMIKIKOさんに投げかけたのでしょう。
NHKもずっと彼女達を見守り続けてきたのですね。

東京ドームまで上り詰めたはいいが次の目標がみあたらない。目標を定めステップアップするというこれまでのやり方(Perfume方式)が使えない。これから何を指針にやっていけばいいのか。彼女達の胸の内を知ることは出来ませんが、自分たちで目標を作りながら手探り状態の5年間は、私などには想像もできないプレッシャーとの戦いだったのではないかと思います。

東京ドーム公演後の活動

では、手探りの活動がどんなものだったのか、東京ドーム公演(2010年11月)以降の活動をふりかえってみます。

2011年 6月 映画「Cars2」の挿入歌にポリリズムが抜擢されワールドプレミア試写会に登場
 レッドカーペットで現地のファンに「こっちでライブして~」と声をかけられる。
 音源も配信してない土地で、片言の日本語で一生懸命伝えようとしてくれた気持ちが嬉しくて
 自分達の音楽を届けに戻ってこようと思う。

2011年 9月 映画「モテキ」ゲスト出演、 「Baby cruising Love」が挿入歌に抜擢
 MJ Presents Perfume 10th Anniversary の中でこの頃についてあ~ちゃんのコメント。
 変えないものもありながら変わっていってもいいんじゃないかとみんながなってきて
 こういうお話にもノッかってやらせてもらったりしはじめた。

2011年10月 初のダンスコンテスト「魅せよ、JPN!」開催
 課題曲GLITTERにのせてオリジナルダンスを競いあう一般参加イベント。
 審査員はPerfumeの3人に加え、MIKIKOさん、アートディレクターの関さん。
 この時のステージはPerfumeのライブを作ってるスタッフさんが務めた。

2011年11月 アルバム「JPN」リリース
 オリンピックで選手が紹介される際名前の横に書いてある JPN がタイトルの由来。
 日本代表という意味が込められており海外進出を意識していたと考えられる。

2012年 1月~5月 3rd Tour「JPN」開催
 全国12箇所21公演のホール・アリーナツアー。
 ツアーの最後は、沖縄・宜野湾海浜公園屋外劇場で「打ち上げ公演!海パーン!!!」
 さいたまスーパーアリーナ2日目のアンコールであ~ちゃんが涙しながらこう言ってます
 夢をあきらめない強い気持ち、そういうものでね、こんな芋っこな広島娘3人でも
 こんなキラキラしたステージに立つことができています。この夢の様な奇跡を自分達で体験したので
 みんなにも信じて欲しいです。夢はきっと叶うんだっていうこと。

2012年 2月 徳間ジャパンからユニバーサルへの移籍を発表
 YouTube に Perfume Official Channel 開設
 iTunes Storeより世界50ヶ国に配信開始
 Global Site Project スタート
  第一弾は、モーションキャプチャデータ、3Dスキャンデータ、楽曲を
  一般に無償提供しオリジナルコンテンツを作ってもらおうという企画。
  3Dプリンタが注目され始めた時期と重なってクリエイターだけに留まらない企画になった。

2012年 7月 氷結SUMMER NIGHT 開催
 ステージに照明が入りレーザービームを披露する3人。渋谷ヒカリエの観客400人は
 大いに盛り上がるが実はフォログラフィック映像。
 Spring of Life の途中から本物の3人が登場し
 フォログラフィックとコラボという演出で更に盛り上がる観客。

2012年 9月 Perfume Global Compilation “LOVE THE WORLD” リリース
 海外ツアーに向けたベスト盤という位置づけだが、選曲と曲順は中田さんが決めているため
 中田ヤスタカ氏セレクトによるPerfumeプレイリストとしても人気がある。
 このアルバムでRemixされた チョコレイト・ディスコ (2012-Mix)を少し短くしたバージョンが
 これ以降のライブの定番として使われている。

2012年10月 初の単独海外ツアー WORLD TOUR 1st 開催
 台湾・香港・韓国・シンガポールをまわるアジアツアー。
 降り立った空港で熱烈な歓迎をうける。
 ライブ終了後、Perfumeの曲を観客が合唱するというサプライズに、かしゆかが本気で慌てふためく。

2013年 2月 Perfume WORLD FANCLUB 設立

2013年 5月 初の対バンツアー「ずっと好きだったんじゃけ~・・Perfume FES!!」開催
 Perfume自身が共演したいアーティストにビデオレターを送りオファーした。
 斉藤和義・奥田民生・マキシマム ザ ホルモンと共演を果たす。

2013年 6月 「ULTRA KOREA 2013」 出演
 初めてのEDMイベント参加にあたり中田氏にアドバイスを求める。

2013年 6月 カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルに招待される
 踊っている3人をカンバスにしたプロジェクションマッピングを初披露。
 投票でストリーミング配信の権利を獲得し、この様子が世界中に生配信される。
 マッピングには、Global Site Project に寄せられた映像が使われ、
 ファンが描いたコンテンツがライブで3人と共演するというバーチャルとリアルの
 枠を越えたエンターテーメントのスタイルを確立。

2013年 6月 YouTubeで過去のシングル曲のMVをHD配信開始

2013年 7月 WORLD TOUR 2nd 開催
 ドイツ・イギリス・フランスをまわるヨーロッパツアー。
 イギリスロンドン公演は2時間でチケットが完売したためひと回り大きな会場に変更された。

2013年 9月 ライゾマ展 開催
 東京ドーム公演以降Perfumeのテクノロジー部門を手がけているライゾマティクス主催のイベント。
 Perfume本人は出演しないものの、真鍋さん・MIKIKOさん・関さんのトークショーに
 光る衣装の展示や3Dスキャンを体験できるコーナーもあった。

2013年10月 Perfume LIVE at NHK 放送
 NHKの101スタジオに本格的なステージが組まれ、プロジェクションマッピングなど
 最新の演出を含む、単独ライブと言っていいパフォーマンスが披露された。
 JPN以降、国内での単独ライブは開催されておらず、抽選で選ばれたPTA会員さんは
 夢の様な時間だったに違いない。

2013年10月 アルバム「LEVEL3」リリース
 アルバムがあってのライブではなくドームライブのためのアルバム制作を中田氏に依頼。

2013年10月 第2回Perfumeダンスコンテスト 魅せよLEVEL3 開催
 課題曲は Spending all my time。
 この回からどれだけ忠実に再現できるかを競う「極み」部門が設立される。
 Ustで生配信も行われ完成度の高い振りコピさんのダンスがネットを賑わせる。

2013年12月 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 開催
 京セラドーム2公演・東京ドーム2公演。
 開演前に3Dスキャンを体験できるコーナーが設けられた。
 この3Dスキャン映像とライゾマ展の3Dスキャン映像は、
 スクリーンの中でPerfumeと共演するという来場者へのサプライスとなった。
 また後日、自分の3Dスキャン映像でPerfumeと共演できるウェブコンテンツも公開された。

2014年 2月 初のビデオクリップ集「Perfume Clips」リリース

2014年 3月 対バンツアー第2弾「Perfume FES!! 2014」開催
 第2弾も本人達が共演したいアーティストにオファーし7アーティストと共演を果たす。
 東京スカパラダイスオーケストラ・RIP SLYME・9nine・
 9mm Parabellum Bullet・RHYMESTER・秦基博・高橋優

2014年 5月 SAYONARA 国立競技場 「JAPAN NIGHT」 に出演
 単独ライブでしか演らなかった「edge」を一般のイベントで初披露。
 後日ラジオのレギュラー番組で「edgeは本気」というコメントを残している。

2014年 5月 アルバム「LEVEL3」アナログ盤 リリース

2014年 7月 「Hold Your Hand」のLyric Video フルバージョン公開
 手のひらに書いた文字で歌詞を繋いでいくPerfume初のリリックビデオ。
 先ずスタッフ&関係者によるワンコーラスだけのショートバージョンが公開され、
 その後一般から公募した写真を加えフルバージョンを完成させた。
 後のぐるんぐるんツアーでは、フルバージョンに使われなかった写真を
 スクリーンに映し出し応募してくれた沢山の思いに応えた。

2014年 8月~9月 5th Tour 2014「ぐるんぐるん」開催
 北海道から福岡まで7箇所14公演。JPNから2年3ヶ月ぶりとなるの本格的な全国ツアー。
 インディーズ時代の曲やメジャーデビュー曲リニアモーターガールを披露する一方、
 代表曲ポリリズムは1回だけという、根本的に見直されたセットリストだった。
 福岡公演1日目のアンコールでは、あ~ちゃんが急遽リハーサルと違う曲を振るという暴挙に出る。
 それに動じず応えるスタッフ。チームPerfumeのスキルの高さと良好な信頼関係が伺える。 

2014年10月 OK Go! / I Won’t Let You Down のMVにカメオ出演
 CDが売れない時代に企業とのコラボレーションで独自のプロモーションを展開し
 個性的な作品を生み出し続けている OK Go! と初共演。
 MVの冒頭でに撮影スタッフに扮した3人が登場する。
 Perfumeの進む選択肢を広げる出会いになる。
 また後に発売するシングル Pick Me Up のMVにはお返しに OK Go!が出演した。

2014年10月 WORLD TOUR 3rd 開催
 台湾・シンガポール・ロサンゼルス・ロンドン・ニューヨーク、4カ国5公演。
 Cars2のワールドプレミアから3年4ヶ月でアメリカでのライブを実現する。

2015年 3月 アメリカ テキサス州オースティン開催された 「SXSW 2015」出演
 半透明スクリーン(網戸)とAR・モーフィングを融合させたパフォーマンス STORY を披露。
 CGと実際のライブとの継ぎ目のない映像が世界にライブ配信された。
 この映像には、Global Site Project で一般の方が投稿した46カ国語に訳された歌詞が使われた。

2015年 7月 日本テレビ THE MUSIC DAYにて「GAME」歌唱披露
 ライブでしか演らなかったキラーチューンが初めて地上波に流れる。

2015年 8月 ファンクラブ会員限定 P.T.A.検定試験 実施
 試験範囲は結成から現在までの15年間、TV・ラジオ・雑誌などで取り上げられた情報をはじめ
 3人のパーソナリティ・楽曲・イベント・ライブのMCなどから出題された。
  (問)23歳の誕生日を迎えたあ~ちゃんへプレゼントを贈る際のっちが掲げたテーマは?
  (答)なきゃないで別にいいけど、あったら便利! シリーズ
 また、この試験結果の上位者が後のP.T.A.サミット(1000人限定のライブ)に
 参加できる権利を得られた。

2015年 9月 Perfume Anniversary 10days 2015 PPPPPPPPPP 開催
 結成15年、メジャーデビュー10週年を記念し、(あ~ちゃん曰く、サーカースみたいな)
 趣向の違うイベントを、のべ10日間にわたり行った。
 P.T.A.サミット
 Perfume FES!!2015 三人祭
  WEAVER・空想委員会・Negicco・フジファブリック・凛として時雨
 第3回Perfumeダンスコンテスト 魅せよ、武道館
 映画「WE ARE Perfume – WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」先行プレミア上映会
 LIVE 3:5:6:9(後で補足します)
  3569はスゴロクの意味。スゴロクでセットリストを決めるというMIKIKOさんの発案に
  3人がやりたいといって1年間温めた企画。
  サイコロは3人だけでなく観客にも振ってもらった。
  単独ライブで3人以外の人がステージにあがるのは異例中の異例。

2015年 9月 Mステ ウルトラFES に初の中継による生出演
 10daysのダンスコンテスト終了後の武道館からポリリズムを披露。
 タモリさんの「武道館のみなさ~ん」の呼びかけに応える観客の様子は
 単独ライブの盛り上がりそのものだった。
 また3人のバックでコンテスト出場者が一緒に踊る圧巻の演出。 

2015年10月 映画「WE ARE Perfume – WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」日米同時公開
 WORLD TOUR 3rd の裏側に密着したPerfume初のドキュメンタリー映画。
 誇張された演出は一切なく3人の素顔とライブの裏側が淡々と描かれている。
 公演終了後バケツに足を突っ込みアイシングしながらのダメ出し会議は、
 課題と改善がテンポよく話し合われておりチームPerfumeがプロ中のプロだと感じさせる。
 またテーマ曲「STAR TRAIN」は、中田氏がPerfumeのこれまでの軌跡と
 これからの希望を表現した作品。(と言われている)

手探りの挑戦

ふりかえると、まず海外に向けた活動が大きな柱になっていることがわかります。
シングルを出したらキャンペーン、アルバムを出したらツアー、より大きな会場へと規模を拡大していった東京ドームまでの延長線上ともいえますが、Cars2ワールドプレミアで掛けられたファンの言葉に端を発しいるという点で、これはファンのリクエストに対する挑戦なのです。
SNSでは、PerfumeはなんでedgeやGAMEをテレビでやらないの?という書き込みをよく見ました。こうした声もチームPerfumeには届いており、ファンの声に応えていこうと取り組んできたのです。

別の柱として、彼女達がやりたいと思ったことへの挑戦があります。
対バンライブやダンスコンテスト・検定試験・PTAサミットなど、Perfumeがステージに立つか否かにこだわらず、楽しそうだファンも喜んでくれるかもしれないと思ったことを模索しながら実現してきました。

LIVE3569では、次に演る曲をサイコロを振って決めるという、エンターテーメントのタブーとも思える演出に挑戦しています。音楽プレーヤで頭出しするのとはわけが違い、楽曲のほか照明やレーザー・VJ・舞台装置も絡みます。また、楽曲によってハンドマイク・スタンドマイク・ヘッドセットを使い分けているPerfumeには、切り替えるタイミングやマイクを取ったり置いたりする位置をどうするのかという課題もあり、うまく出来なければライブの雰囲気を台無しにしてしまうリスクを含んだ演出です。これをいかにもPerfumeらしい方法で魅せてくれました。

楽曲が決まると、円形ステージのどちらを正面に歌うのか、どのマイクを使うのか、曲の見せどころなどが箇条書きにされた「指示書」がスクリーンに映し出されます。これに基づき3人が、マイクを置くのはここだから曲終わりのはいつもより少し前でなどと、観客にもわかるよう丁寧に説明しながらミニリハーサルが展開されていきます。この中であ~ちゃんはハンドマイクとヘッドセットが切り替わる瞬間を披露しスタッフさんとの息のあったところをみせました。普通なら表に出ることがない裏の段取りが見応えのあるショーに落とし込まれています。
Perfumeのライブではステージ立つのは3人だけという暗黙のルールがあるのですが、このLIVE3569では観客だけでなく、裏方のスタッフさんの存在までもステージに上げたのです。

ファンクラブ会報Vol.4に、このアイデアはおよそ1年前からあたためていたとあるのですが、ぐるんぐるんツアーの福岡でアンコール曲を急遽変えたのはあ~ちゃんの思いつきなどではなく、このリハーサルではなかったのかと想像が膨らんでしまいます。

残念ながら私自身はLIVE3569を生で見ることができませんでしたが、参加した方のお話やBSの放送を総合して、Perfume史上最も完成度の高いライブだと思いました。

年明け1月13日に、この模様を収めたDVDとブルーレイが発売されます。この5年手探りで歩んできたチームPerfumeの集大成といえる作品です。もう待ち遠しくてしかたありません。

Perfume Anniversary 10days 2015 PPPPPPPPPP「LIVE 3:5:6:9」(初回限定盤) [Blu-ray]

LIVE 3:5:6:9 DVD/BD 発売 2015-01-13

エンターテーメントの大先輩の言葉

さて、SWITCH「志村けん×Perfume」に話を戻します。(まだ終わってなかったんかい!)

後半はPerfumeがインタビュアーとなって志村さんに話をうかがいますが、これがまた全部文字起こししたいくらい興味深い。まずは志村さんが演じる個性的なキャラクターについて。

変なおじさんだけは自分の願望でね。これは毎回やろうと決めてやったのは変なおじさんだけなんですよ。発想が子供なんで小学校でも好きな子のタテ笛を吹いてみたいじゃないですか。アイドルの娘のストローを吸ってみたいという願望。
今でもそうなんですけどね。・・・もしよかったら箸ください。

SWITCH達人達 2015-11-14

変なおじさんの他に長く続けようと思って作ったキャラクターはひとつもなく、バカ殿様にしてもこんなに長く演るとは思わなかったという志村さん。それにもかかわらずバカ殿様が30年も続いていることについてのっちさんが尋ねます。

もしかしたら続かなかったものがどうして今まで続いてるんですか?

要望があるからでしょうね。

という答えに「はー」とか「ふ~ん」と関心してる3人ですが、私は志村さんの言葉で、ぐるんぐるんツアーの最後のMCで「求めてくださる方がいるかぎり頑張っていきます」と言って泣いてたあ~ちゃんを思い出し鳥肌がたちましたよ!「求められる=要望がある」はPerfumeの原動力を表すキーワードじゃないか!
ここ大切なとこですよPerfumeさん、しっかりリアクションとって下さい(笑)

 * * *

どのような時にキャラクターや台本の内容を思いつくのか尋ねるゆかちゃん。
頭に手をあてながら、常にこの辺にあってどうしようどうしようと考えてるという志村さん。続けて

あんまりそれが重なってくるとイライラしてくるんだけど・・・人間ずっと台本つくろうと思っても集中力って20分位しかないんだよね。あとは考えてるふりをしてるだけ、みんなそうだよ(笑)
なんだろね・・・、考えるのが一番辛いからそれが嫌だから今の人それやんないだよね。
僕は3日くらいかけて台本つくってセットもチェックしていろいろ全部やるから。結構労力いるのね、だからみんな避けて通るんだよね。でも俺はもう癖になって40年もやってるからそれをやるから生き残ってるのかな。人が嫌がることを。だと思うね。

これには、チームPerfumeのリハーサル風景を思い浮かべました。最も時間を割くのが曲間。1秒の早い遅いがライブの盛り上がりを左右するという彼女達のこだわりですが、言い換えればどれだけお客さんに喜んでもらえるかを突き詰めて辿り着いたこだわりです。
WT1stのメイキング映像では、1秒と言わずもっと短いタイミングを図るため、立ち位置やマイクの置き場所・曲出しのタイミングをスタッフと綿密に打ち合わせする様子を見ることが出来ます。彼女達が嫌々やってるようには見えませんが、地味で面倒で難しいことに違いありません。スタッフさんとの信頼関係もこうしたリハーサルの積み重ねによって培われてきたのだと感じます。

 * * *

そして番組終盤。志村さんが思い描く最終形のビジョンについて、のっちさんが尋ねるのですが・・・

志村さんの最終形というかビジョンはありますか・・・若くてどんどん上り調子で
・・・
常に目標を掲げてそこに向かって行くってやり方で私達きてたんですけど、東京ドームだったりとかもうこれ以上無いだろうなっていう目標を叶えてしまった時の不安感というか・・・そういうのがすごくあって・・・

これに志村さんが応えます。

今までやってきたことが自信になってるでしょ。そうなってから急にステップアップはできないよね。する必要もないし。ちょっでもいいから右肩上がりで薄~くてもいいと思うんだよね。1mmでもいいから右肩上がっていればいいっていう気持ちでゆとりをもってやったほうがいいと思うよ。勢いでやってる時よりも、深みがあるぽいものが出来る気がするよね。

ここでカメラが変わると、あ~ちゃんが目にいっぱい涙をためて泣いています。

東京ドーム公演以降、明確な答えのない手探りの活動を続けてきた3人にとって、5年間ずっと覆われてた霧が晴れるような思いだったろうと察します。頂上を経験し、その後も第一線で活躍を続ける志村さんの言葉だからこそ、魔法を解く呪文のように響いたことでしょう。

志村さんありがとう!

そしてNHKさん、また再放送お願いします。
再放送の時にはちょっとでもこの5年の歩みを思い出しながら観てくだされば幸いです。

2015年の終わりに

2015年をサクッとふりかえるつもりがいつにも増して長くなってしまいました。というのもそれだけ特別な一年でした。例えるなら、コンピュータシティーで初めて自分達がやってる音楽がカッコイイんだと気付いた時に匹敵する、Perfumeの根源に関わる一年。MIKIKOさんのいう「次のステージに来たな」っていうのも感じましたしね。

彼女達が司会をつとめる NHK Music Japan。11月9日の放送では STAR TRAIN が初めて披露されました。この歌唱前、ユウスケさんのこれからどういう風にしていきたいかという質問にのっちが答えてます。

自分たちが楽しいことをどんどんもっとやっていきたいと思いますね。
で、周りのスタッフさんも楽しくてファンのみなさんも楽しいっていう、みんなで楽しいっていう状況がつくれたらそれがもう一番の願いだと思います。

自信に満ちていてじわじわ来ますよ、のっちさん男前!

12月25日には、Perfumeからクリスマスプレゼントとして、来年の春にニューアルバムリリース、そして全国ツアー決定が発表されました。また新しいチャレンジを観せてくれることでしょう。お楽しみはこれからです。

それと来年は当然アメトーークのDVDも出るでしょ、Perfumeスゴいぞ芸人の。ノーカットでこの回だけ単体販売してくださいなテレビ朝日さん。




P.T.A.サミット 感想文

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PTAサミット TSUTAYA O-WEST

2015年9月21日、渋谷の TSUTAYA O-WEST で開催された PTAサミット夜の部に参加させて頂きました。
この日メジャーデビューから丸10年を迎えるPerfume。10日間にわたるアニバーサリー企画のday1として開催されたPTAサミットは、事前に行われた検定試験に合格した人だけが参加できる大変プレミアムなライブです。発表当初1回公演でしたが成績が優秀な博士達が沢山いたということで急遽昼夜2回公演となりました。
会場のO-WESTはキャパ500人ほどのライブハウスで、メジャーデビュー前はここで幾度とライブをしてきた彼女達。2005/7/7はここでメジャデビューの報告をし1stシングル「リニアモーターガール」が披露されたの記念の会場でもあります。
前置きが長くなりましたが、参加にあたり考えさせられることが多かったライブだけに、こうした背景も知った上で読んでいただけたらと思います。

コレ何なん?何のライブなん?

さて、この度私の整理番号は453番。後ろはすぐ壁でしたけど、ステージまでテニスコートの端からネットくらいでしたから、3人ともいい感じで視界に収まりそうだし最後尾でも最高の位置でした。ステージには白い緞帳がさげてあり中は見えませんが電飾によるPerfumeのロゴが浮かび上がってました。
陰アナによる注意事項が終ると暗転までの10分ほどずっと手拍子が止みません。私も含め皆さんテンション上げてきてるのがわかります。

暗転するとコンピュータードライビングのイントロ!ステージが明るくなると緞帳にはくるくると駆け回る3人のシルエット。緞帳が落ち白い衣装の3人が現れると視界は人の波、皆さん初めから全開です。

コンピュータードライビングから彼氏募集中までMCを挟まず6曲を一気に駆け抜けた前半。照明が満遍なくステージを照らしてるので終始ニコニコの3人の表情がよく見えます。しかも近い!
やったことがないフリやコールも前方の方がバッチリやってくださるので安心。アイドル的なコールも一緒に叫びました。今朝(9/22)は少々声がかれてますw
また観客の突き上げてる腕が右に左に大きく揺れ動き波打ってるきれいなモッシュ。(コレはロックのライブでみる光景でしょ!)でもって、曲は彼氏を除いて中田さんのテクノポップ、もうーこれなんなん?!なんのライブなん?!て思いました。けどすぐに気づきましたよ、これがPerfumeです!
いろんな思いが重なって涙腺は崩壊、17歳でこんなライブをやってた訳で、あらためて3人のスゴさを思い知らされました。

なが~いMC

MCで今日のセットリストにふれるあ~ちゃん。
うちらがO-WESTでやるのはとても贅沢なことだと。デビュー前は一人でも名前を覚えて帰ってもらおうと必死、O-WESTはそういう人らがよく立つ場所、当時は追い詰められた気持ちで立っていたけど、今日は同じ曲を、Perfumeを観たいと思ってくださる方ばかりの前で演れて楽しくて仕方がない!こんな気持ちでO-WESTに立てるのはうちらがくらいやろと、当時との心境の違いを嬉しそうに語ってくれました。

また当時名前を覚えてもらおうとお客さんにプレゼントしていたサイン入りシール!スウィートドーナッツの時実はよーくみとったんよ!と言って3人それぞれ一人ずつ振りを頑張ってくれた方へにこのシールが贈呈。のっち、かしゆかが渡してる間にあ~ちゃんはなにか書き足していました、すーごく気になります、あれほしかったー!

メジャーデビュー直前の7/7、O-WESTで演った時のMCノートがありましたとステージ上手からカラフルな小振りのノートを持ってくるのっち。当時は話すことを全て決めてたといって感情こめて読み始めます。
七夕にちなみステージ袖に笹が飾ってあったと説明したうえで、「笹」のことを「竹」と書いてあるらしく「笹じゃなくて竹なの?!」とっつこむゆかちゃんと会場。こんなのが盛りだくさんのノートはこの日の目玉でしたが盛りだくさん過ぎてすみません覚えてません。(T_T)
でものっちさんはやっばりのっちさん。今日はテンポよく話してるな、かまないかなと心配と期待をもって見守ってたのはあの場にいた全員だったのでしょう、かんだ瞬間おー!いぇー!と歓声と拍手!一瞬で会場を一体にしてしまいましたw

名誉のため言っておきますと、かんだのは一回だけです!
照れ臭そうにステージ後ろの方に目を向けるのっちさんはいとおしい!何せ近いし!

昼の部から夜の部までの間、恒例の記念撮影をしたけど楽しくって仕方ないから撮影後もスタッフさんも含めみんなでお話してたんです、ココに横になって。といってステージ真ん中の最前部の床を指差すあ~ちゃん。続けてこの時の様子をのっちが解説。
寝てるあ~ちゃんをみんなで囲むようにして談笑ですよ。談笑。真ん中のあ~ちゃんは捧げられた生け贄みたい(笑)O-WESTでこんなことしたの私達だけじゃない(笑)

この話しをしている3人がホントに楽しそうでね。楽しい談笑だったということもこともさることながら、今日がデビュー前と全く違うというのが表情からも感じとれました。

のっちさんの、これから話が長くなるから皆さんちょっと下がってください、という場内整理から始まったMCはトータル30分くらいかな。話はもっとありましたが盛りだくさん過ぎて思い出せません。

ディスコ!が揃う揃う

MC明けはリニアモーターガール。
去年の代々木がうらやましいと思ってましたがついに見れました!考えたら今日やらないでいつ演るのって話しでしたねw

つづけてポリリズム。何度も見てきましたが3人がほんと楽しそうです。もちろん私もココぞとばかりに跳びはねます。個人的に初めてポリループのところを完全にノリきれたので心の中でガッツポーズしました。

PTAコーナーは手振っても歯みがきもナシの超シンプルバージョン。
男子ー!女子ー!そうでない人!そうでない人多いな(あ)
チーム分け(チーム分けとは言ってませんでしたが流れで)は「ぱふゅーむ」と「ぱーふゅん」そして場内にただひとり「ぱふゅ」のあ~ちゃん(68点)(笑)

この流れのまま「チョ・コ・レ・イ・ト」「ディスコ!」コール。おそらく場内の音量がリニアから徐々にあげてると思われ、重低音がハラに響きます。観客もココが肝と心得てる人ばかりですから「ディスコ!」が揃う揃うw

そして最後は wonder2。Perfumeの黎明期にアンコールでやってた名曲、これも初体験です。
Vサインの手を高くかかげて左右にゆっくりと揺らします。そしてあ~ちゃんが優しく言います「歌って」
「ラーラー・ラーラー」のところをみんなで合唱です。DVDで見たあのシーンの中に今自分がいると思うと感無量です。

歌っている最中「結成からブレイクまでに刻んだ思いの払拭」という言葉が思い浮かびました。
PTAサミットの裏テーマはコレだったのではないでしょうか。
また、歌っているかしゆかの様子がおかしい、泣いてるのか表情がこわばってます。これで確信しました。day1がPTAサミットであることも、O-WESTという舞台を選んだことも、すべてポリ以前というセトリも、検定試験という方法をとったことも。去年の代々木でも払拭という言葉を使ってましたが今日のは(ポリリズムでブレイクするまでの)8年分。
長かったね、でも払拭出来たね、よかったね、あ~ちゃん・かしゆか・のっち!曲終盤私は「おめでとうー!」を連呼してました。

最後の挨拶、ゆかちゃんはこらえていた一線をこえたのでしょう。顔をクシャクシャにして泣いていました。あ~ちゃんは涙ぐんでいました。のっちは泣いてはいませんが思うところがたくさんありそうな感慨深い表情でした。
「それではーPerfumeでしたー!ありがとうございましたー!」そして深い礼。

いつもと変わらないけど全く違う。こんなライブ二度とありませんね。
貴重な瞬間に立ち会う期会を頂いたこと、ホントに感謝します。ありがとう Perfume。

PTAサミットを振り返って

このライブにあたり考えを巡らせていたのは、参加者選考を兼ねて行われたPTA検定試験のことです。
成績上位者のみが参加できるというものでしたが、この発表時、まるで Perfumeへの愛情をはかるバロメータのようなニュアンスの告知がなされた為、冗談じゃない!そんなものではかられるわけがない!舐めてるのか!3人はそれでいいのか!情けない!と落胆しました。
2つの企画を安易にくっつけた程度にしか思えませんでしたので、ただでさえ距離と時間という壁をこえなきゃならない地方の人(自分も含め)にさらなる壁を設けて何をしようとしてるのか、疑問ばかりが巡ってっている中で望んだPTAサミットでしたが、実際参加させていただいたことで私なりに答えを出すことが出来ました。

本来このライブに参加すべきは、ブレイク前からPerfumeを応援し、それこそO-WESTに足を運んでいたファンなのだと思います。支え続けてくれた感謝を伝えるとともに、当時の追い詰められた気持ちとは180度違う喜びにあふれたライブをその方々と一緒に作りたかったのだろうと感じました。
MCの中であ~ちゃんが一度だけ「払拭」という言葉を使いました。昨年も苦手意識のある代々木体育館をみんなで払拭してくれる~!と叫んでいました。
「ブレイクまでに刻んだ負の思いの払拭」
そのために揃えられた、会場であり、役者であり、セトリであり、日付であったのだろうと。
総括するとPTAサミットは3人の極めて私的なライブだったというのが私の感想です。

私的上等!3人だから許します。

Perfumeのライブの後いつも「幸せだ~」と思うのですが今日は格別な幸せを感じています。
PTA3年目で当時を知らない私が居るべきではなかった、とはまったく思ってません。
Perfumeの歴史の上でこれほど貴重な瞬間に立ち会う期会を与えて頂いたことに感謝するとともに、こうして意見を書く役目を頂いたこと(そう思い込んで)を光栄に思います。

小ネタ

退場後、会場から少々離れたところでタバコを吸ってた私の横をもっさんが通りすぎて行きました。電話しながら歩いていらしたので声はかけませんでしたが思わず一礼w 心の中でありがとうございましたと言ってました。
一瞬あった目が驚いてました。不意に一礼されたらそら驚くわな、ごめんなさい。
しばらくしてPerfume号の目撃情報がツイートされてたので駐車場に車を取りに向かう途中だったようです。

開演前会場に流れてたのはもっさんの領域のHM/HRでした。これも当時と一緒かなと思いをはせたり。

客席最後部にカメラが一台回ってました。
多分PTAのものでしょう。何のタイミングで映像化されるのか今からワクワクです。

* * *

開催前から考えることが多かったライブでしたのでまとめておくべきだと思い、G+に断片的に挙げたものを再編集及び加筆いたしました。
G+には貴重なコメントも頂いてますので宜しければあわせてご覧ください。
https://plus.google.com/collection/4GXO7

* * * 追記 2015-09-26 * * *
同じ会場にいらした @t_kito さんのブログのほうがずっと内容が濃いです。
抜群の記憶力に頭が下がります。
第60回 P.T.A.サミット!!その1
第61回 P.T.A.サミット!!その2
第62回 P.T.A.サミット!!その3

* * * 追記 2015-09-27 * * *
こちらも同じ会場にいらした hnx さんのブログ。
使命感をもって書いてくださってて共感できました。
在りし日の夢

セットリスト

1.コンピュータードライビング
2.おいしいレシピ
3.スウィートドーナッツ
4.ファンデーション
5.カウンターアトラクション
6.彼氏募集中
– MC –
7.リニアモーターガール
8.ポリリズム
PTAコーナー
9.チョコレイト・ディスコ
10.wonder2




Welcome to Perfume World!

関監督の編集に参った

自分の住所がもてる Perfume World

ぼちぼちPerfume Worldに作ってた家を、2014年8/25放送の Perfume LOCKS!で取り上げていただきました。
作ったのは2009年⊿直角二等辺三角形ツアーのedgeのステージ。楽曲・演出・パフォーマンスそして映像作品としても⊿が大好きなので迷うことなくこれに決めました。edgeの時、そこはそうじゃないやろってのはご愛嬌。
TwitterかFacebookアカウントがあればどなたでも自分の住所が持てます。

Perfume World 94-5-5

PW20140822-007

PW20140822-004

PW20140822-001

Perfume LOCKS! まじっすか

リアルタイムじゃ聴いてなくて、フォロアさんから教えてもらってまさかと思いました。こんなおっさんのが取り上げられ10代のリスナーの方々に申し訳ないと思いつつも、あんなに楽しんでもらえたことが嬉しくって嬉しくって口角ずっと上がったまんまです。ヽ(^ー^)ノ

Perfume LOCKS! 2014 8 25

お家紹介は9:53辺りから。

「下のさぁ、床面の盤とかがさぁ、アクリルのさぁ、LED映るようになってた形の半円になってて」

 リスナーに伝わるよう状況を丁寧に説明するかしゆか。

「え、なんで?家は・・・?家無いんだけど(笑)」

 ここっていうポイント見つけて突っ込むあ~ちゃん。

「うぅぅ!」「わぁぁ!」「はぁすご~い!」「楽しい~」「忠実~」「きゃははは~」

 ただただ感嘆の声をあげるのっち。

3人の性格がよく出てるし絶妙のバランスで面白い。

ただ、このままスルー出来ないことが。。。

「のっちさん、これラジオですぜ!」

(シャーッ!のっちさんに突っ込んだった!)

最後にあ~ちゃんが見つけてくれたBOX上のバミリは、一番表現したかったところ。3人の安全を考えたスタッフさんの心遣いの象徴です。手すりもそう。Perfume Worldでは表現しきれませんでしたが、⊿の特典映像には、スタッフさんの心遣いや3人との信頼関係を垣間見ることができる映像が詰まっています。Perfumeのステージの中心には「愛」があるんです。

5th ツアー ぐるんぐるん

チームPerfumeは今「ぐるんぐるんツアー」の真っ最中。私は8/9の福岡公演に参加させて頂きましたが、過去2回参加したどの公演よりも3人の歌とダンスを楽しめるステージでした。演出もぐるんぐるんしてました。セトリも、最近ありがちなパターンを止めゼロから見直したんでしょう、最新のものから涙がちょちょぎれるほど懐かしいものまで。なによりダンスのクオリティーが高く、素人目にも公演に焦点をあわせ仕上げてきてるのがわかりました。言われて映像に注目していたはずが気づけば3人を追ってました。

ツアーは8/30の真駒内公演を終え後半戦に突入したところ。残るは、愛知・宮城・東京公演。なんとか時間を作ってまた行きたい。行こうかなと迷ってる方は是非足を運んでチームPerfumeの愛を浴びて来てください。ヨロ~!

Perfume 5th TOUR 2014 ぐるんぐるん




Perfumeと私の2013年

のっちさんからのメッセージ
12/8京セラ2日目の、Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」に参戦してきました。
このドーム公演に先立って発売されたアルバム「LEVEL3」は、寝てるか踊ってるかのどっちかだなんて言ってましたが、実際のライブは、当たらずも遠からず。夢の国、無我夢中でした。楽しかった、震えた、我を忘れた!そう、また忘れました。

私にレポートは無理と再認識したところで、ライブレポは @t_kitoさんのブログをはじめ、以下をご覧いただければと思います。

@t_kito /
@第31回 Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 前編
@第32回 Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 中編
@第33回 Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 後編
まだまだ続く!

RO69 / Perfume@東京ドーム

ナタリー / Perfumeライブで思わず涙「東京ドームがホームになった」

さて、Perfumeにハマって1年超。Perfumeの魅力?「総合芸術だよ」とか「個性的なダンスさ」とかいっぱいあると思いつつも、歪んだギターの音を聴くと血踊る私が、なぜPerfumeに食いついたのか、未だにわかってません。ただ、1年を過ぎて、これに惹かれたじゃないかと思っていることをまとめて、2013年の締めにしたいと思います。

始まりは「ライブに行かなきゃダメだ」

大好きな甲斐よしひろさん、斉藤和義さん、また他のアーティストさんにしても、大抵は曲を聴くだけで完結するというか満足します。イイ曲だなカッコイイなと思ったり、感動したり、涙したり、スカッとしたりと様々ですが、音だけで十分楽しめてしまうので、ライブに行くぞというところまでなかなか気持ちがいきません。

ところがPerfumeに限っては、Youtubeに上がってたライブ映像をいくつか見たところで「これはライブに行かなきゃダメだ」という強い衝動に駆られました。その要因のひとつが、Perfumeのサウンドプロデューサー中田ヤスタカさんの作曲スタイルにあると思います。

http://youtu.be/u2rffNJjQgM?t=1m

アートワークみたいなことから入ることがすごい多いです。音がそれについていくというか。

1:52あたりからのこの言葉。中田さんの頭の中では完成されていても、私の耳に届くPerfumeの曲は、ビジュアルと共に完成した作品の「ビジュアル抜き」ってことです。世に出た時点では一部分が欠けてた状態。映画で言えばサウンドトラックを聴いただけで本編を見てないわけです。欠けた部分は何かで埋めたいと思うのが心情。そう考えると、中田さんの曲に久石譲さんに通じるものを感じたことも、PerfumeのRemixやMAD、アートワークなど2次作品が多いことも頷けます。

この空きスペースを埋めるのは、先ず、MIKIKO先生、関監督、真鍋さん。それを全身で表現しているPerfumeの3人。さらにクリエイターさんなら2次作品となり、私のようなイチファンなら、ライブで声を出したり手を振ったり踊ったり、聴き手それぞれが独自の感性で何かを完成させようとしてるようです。
まるで、ガウディーのサグラダ・ファミリア。後から関わる人が入る余地がある、自分の居場所が用意されている心地よさを、中田さんが提供してくれているのだと感じています。

こう考えると、ホント中田さんで良かった。でなければ今のPerfumeは無かったろうし。ここまで考えてのことかはわかりませんが、あ~ちゃんの「中田は神じゃ」とか「み~んなでPerfume」いう言葉に、恐ろしいほどの深みを感じてます。

彼女達には隙がない!

ライブに行かなきゃダメだと思った要因をもうひとつ。彼女達のパフォーマンスには、他のアーティストに感じたことのない「違和感」がありました。違和感の正体を確かめるべく、Youtubeのありとあらゆる動画を、2ヶ月間ほぼ毎晩見続けることになります。その甲斐あって、違和感の正体が「彼女達には隙がない!」ことだと気づきました。

私の言う「隙」とは、観客の方に気持ちが向いてない瞬間のこと。コンディションだったり、機材のトラブルだったり、観客の態度だったり、ライブではどうにも仕方のない場合もあるとは思いますが、どんなに憧れのアーティストでも、隙が見えた瞬間に気持ちが冷めてしまいます。

一瞬たりとも隙がないアーティストを見たことがなかった私には、彼女達の存在は奇跡です。でも、2ヶ月間見続けたのでその訳も自然とわかりました。歌ってる時も、バラエティーでも、ドキュメントでも、彼女達は常にありのままの自然体で裏表がありません。彼女達なら、初めから終わりまで、冷めることない完璧な時間を提供してくれると、期待せずにはいれません。まさにパーフェクトスター・パーフェクトスタイル。

なにが LEVEL3 なのか

ライブ初参戦となった春の対バンフェス。そしてドームツアー。いずれもライブDVDを繰り返し見たうえでのぞみましたが、はるかに想像を超えていて、考察が正しいとかどうでもいいほど、チームPerfumeに呑まれた2013年でした。

ただ、この度のドームツアーは、これまでのライブとは一線を画してました。それは、先に決まっていたドームツアーに合わせて、中田さんにアルバム制作を依頼したことに起因します。中田さんのことですから、今のPerfumeがやって意味がある曲を作られたのは勿論でしょうが、ドームに曲が流れ3人がパフォーマンスしている姿もイメージされたことでしょう。
アルバム「LEVEL3」は、一言では表しづらい難解なアルバムです。新曲は、縦ノリドンドンのダンサブルな曲があるかと思えば、レゲーや、映画音楽のような曲もあります。詩も夢をテーマに統一されてる風ですが、ストレートな詩はひとつもなく、難解さを増してる要因になっています。

その時々でベストなセットリストと演出で挑んできたこれまでのライブと違い、中田さんが描いたイメージを、チームPerfumeがどう解釈し超えてくるのか、この裏テーマが「LEVEL3」なのだと思います。

参戦前は、ドームをダンスホールにする激しいライブになるのではと予想してました。勿論そういう曲もありましたが、曲ごとの演出を凝るというより、一曲一曲が最後のDream Landに向かって集約するように演出されていたのではないでしょうか。全体的に、これまでにないくらいアットホームな雰囲気で、Perfumeさんちのホームパーティー Dream Land へようこそ!といった感じでした。

2012年の暮れから、ワールドツアーに出て、知らない土地で不安もたくさんあったことでしょう。ロードで掴んだお土産を抱えた3人。それを出迎える私達ファン。チームPerfumeは、この凱旋帰国を、アルバム「LEVEL3」を題材に、最もPerfumeらしい形で演出してくれたのだと感じます。

すでにいくつかのメディアで、2014年の活動について含みをもたせた発言がなされてます。さてどこへ向かうのやら。LEVEL3は今始まったばかりのように思います。2014年も目が離せません。




2013/6/17 Perfume対バン参戦してきました感想文

2013-06-17 Zepp Namba
ZeppNambaの裏から撮影。水色のトラックはもしやPerfume号か?

6/17 大阪 Zepp Namba で行われた Perfume × マキシマム ザ ホルモンとの対バン、「ずっと好きだったんじゃけぇ~さすらいの麺カタPerfume FES!!」に参戦してきました。
最終公演も済んだので、レアな情報なんかレポートできればよかったのですが、腹ペコ君相手に本気で弾けてしまい、細かいことはおろか、セットリストすら曖昧ですw
情報としては信頼性に欠けますので、感想文と思ってお楽しみ下さい。

場内のTシャツを見る限り Perfumeファンとホルモンファンが半々くらい、特にどちらかが一箇所に固まるようなこともなく、綺麗にシャッフルされてる感じでした。私は1F右側中央あたりの前から2ブロック目の柵に手を掛け開演を待ちます。

場内が暗転し歓声が上がる中、まず始まったのは、この対バンのラブコールで彼女達がホルモンに送った映像。これに応えるようにホルモンが登場すると、歓声も一層増します。

「3度のメシよりー、メシが好きーっ!」(たぶん)きっかけで、演奏が始まると、待ってましたとばかりに腹ぺこ君達が大暴れ!圧縮や追突やヘドバンくらいは想定内でしたが、半数Perfumeファンがいる状況でさすがに “アレ ” は無いだろうーとたかをくくっていたら、自分のすぐ斜め上を人が流れてました(!)こらあー殺る気でいかな殺られるわ!と思いました(笑)
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